INTRODUCE

レコードの起源は1857年に
フランスのレオン・スコットが発明した
世界初の音声記録システムである
『フォノトグラフ』とされています。

そこから1877年にトーマス・エジソンが
世界で初めて音を録音・再生できるシステムである
円筒式のレコード
『フォノグラフ』を発明しました。

そして1887年に、エミール・ベルリナーが
現在のレコードの原型である
円盤式の録音盤を使用した『グラモフォン』を
発明しました。

そこから1980年代にCDが発売されるまで
約100年間にわたり、レコードは
世界の音楽シーンを彩り
人々の暮らしに密接に関わってきました。

CDの発売以降
レコードの生産量は減少していきます。

しかし近年、再びレコードは注目されつつあり
2020年にはアメリカで
アナログレコードの売り上げがCDを上回り
日本でもアナログレコードの生産額が
2010年から2021年にかけ約25倍に上昇しています。

その反面、盤面に傷がつき聴けなくなったものや
押し入れの奥に眠り
聴かなくなったレコードが廃棄されずに
現存していることも事実です。

私たちは、そんな
「聴けなくなった・聴かなくなった」レコードに
再び光を当てたいと
Record Clockを開発するに至りました。

ジャケットもなくなり、押し入れの奥のダンボールに
裸で詰め込まれて長年眠っていた
ただ廃棄を待つだけのレコードを掘り出し
歴史を感じつつも、今風な
「レトロ・モダン」な時計を創り
また誰かの暮らしを彩って欲しいと願っています。

あの時、あの場所で音を奏で
人々を楽しませてきたレコードが
時空を超え、今の時を刻み始めます。

-The Real Time, Real Record-
Record Clock